6/1 80番〜83番を参拝

chikyunocoe2009-06-02

09年06月01日
晴れ。
本日は、朝6時30分に80番国分寺を参拝し、7時10分に出立する。午前中に、81番白峯寺・82番根香寺を参拝し、午後に、83番一宮寺を参拝する。夜は、84番屋島寺手前まで歩く。21時30分に到着。お寺脇の広場にてテント泊。

夜19時30分頃に高松市内をヨタヨタ歩き、道がわからず、犬の散歩をしている年配のおじさんに屋島寺までの道程を伺う。歩きだとあと2時間はかかるよと言われて別れる。10分ほど歩いていると、車にクラクションを鳴らされ、車からひとがおりて私のほうに近づいてくる。誰だとよく見ると、先程道を伺ったおじさんである。屋島まで乗せて行くから車に乗りなさいと言って戴く。スゴく嬉しく泣きそうになる。犬の散歩を終え、車でおって来てくれたのである。おじさんには、事情を説明し、感謝のお気持ちをお伝えしたところで、丁重にお断わりする。よほど私が辛そうに歩いていたのだろう。おじさんにまで心配かけさせてしまう。もう少し力強く演技して歩かなくてはと心掛けるようにする。
屋島の山頂にある屋島寺まで手前の舗装を30分、さらに石畳を30分登り続けて山頂の屋島寺に着く。下を眺めると、高松市内の夜景がスゴく綺麗で皆さんにお見せしたいほど素敵な夜景です。自然界がつくりだすホタルの灯りも感動しますが、人間界がつくりだす色とりどりの灯りもまた感動しております。自然界への感謝とあわせて関わりあるひと達への感謝で、汗とともに涙も流れる。88番という人生の84番をあとわずかで迎えようと、必死に登り歩くとき、私は歩きつつ、83番のこれまで何をしてきているのだろうかと思い、今の人生と同じことをしている私に気付く。

●歩行距離・日数
本日歩行距離/これまでの歩行距離・日数/総歩行距離・日数

1日56キロ/訂正1176.3キロ・33日/1208.3キロ・34日

○明日は、87番札所までを参拝し、88番札所手前までをめざす。
脚の状況にて、無理せずに、87番で1泊入れることも考慮しつつ、結願に向けて歩む。

●本日の一句
「月あかり
街の輝き
包みこむ」

街の夜景がどんなにきらびやかに輝こうとも全て月のあかりに包まれているようでいて、お釈迦様の手のひらにのっている人間界のようにも見え、人間の愚かさをも感じる。

◎「飯田克男
 心のお遍路」

土の道とコンクリートの道

遍路道の中でも、土とコンクリートがあります。昔のままあるものから、年月を経て改装して来ている道とあります。

私は、歩きつつ身体で感じることを考える。
土とコンクリートでは、身体に感じる内容が全く異なることは、皆さんもご存じのことであります。

コンクリートの道は、平らでつまづきにくく歩きやすいものの、身体のかかとや膝など脚に負担がある。それは、身体が重ければ重いほど脚の負担も大きくなります。
雨が降ってもその場所に水が溜まるか他のところに流れてしまう。

土の道は、雨が降れば滑りやすくなるものの、水を地面に吸収します。且つ、ひとの重みも吸収しますので、ひとの脚への負担がとても少ないです。

私は、土の道のように、相手の言っていることをそのまま弾きかえすのではなく、むかい入れる気持ちのゆとりをもつこてが大切であると土の道とコンクリートの道より学ぶ。私は、まず親子の間で実践します。